SEEDAの自伝映画『花と雨』感想

映画

どーも白湯です

今回伝説のハスラーラップグループSCARSの一員SEEDAの自伝映画『花と雨』を見てきました。

もちろん昨年のクリスマスに届いたSCARSパーカーを着用して向かいましたよ!
花と雨とはわたしが中学時代に聞いていたSEEDAのアルバムとその中にある曲のタイトルでもあります。

今作を映画館で観た人の大抵はSEEDAを知っていると思いますが、個人的にはSCARSについてや、曲『花と雨』の中でコーラスを担当するEMI MARIA(SEEDAの現嫁)との出会いなど触れて欲しい所が無く多少の物足りなさはありました。

余談ですが。
曲『花と雨』の終了数分後、アルバムではボーナストラックがあります、サブスクではすぐに入るので当たり前に聞けますが、アルバムでは聞き終わって暫くして曲が入るので、聞きはじめはもう一曲SEEDAが聞けてお得な気持ちになれました。

その他、姉の死因やハスラー仲間がいなくなる描写など、一見分かりず辛くしている感じがしました、、
全体としてもっと突き詰めてSEEDAを知りたかった物足りなさはありますが、映画として『花と雨』とのリンクは素晴らしく、とても楽しめる作品に仕上がっています。

I-dea、BESとの付き合いやSEEDAを取り巻く環境、ハスラーとして生きる厳しさや、異国で生活難しさや新鮮さ、そこから日本に戻って生きる中での葛藤。
一度はラップを見捨てるものも最後に自分に残ったものはなんだったのか。

履歴書に書くのは、形式ぶった定型文の言葉ではなく、有りのままの自分のリリックをぶつけ、思いを書き殴る姿はとても熱いものを感じました。

一貫してSEEDAという人間は不器用でハートは真っ直ぐで、暴力より言葉を信じ、何よりも金を信じていた時期から、別の大切なものに気づきはじめる姿にはとても純粋で尊いものを感じました。

『花と雨』はSEEDAのキャリアを形成する上で最も影響のあった作品だと思います。
今尚、若手をフックアップし『ニートTOKYO』など時代のニーズにあったメディアを遠し、フレッシュな作品を提供し続けていますが、いつまでも若々しく、本当に純粋にHIPHOPと言うものが好きなんだろうなと言う感じがしました。

映画ではハスラーとして非合法な活動をし、一見めちゃくちゃ悪人でしたが、、
そんな彼にも一軒家で暮らす両親と姉に綺麗な(汚ねえ?)犬がいて貴重な体験や今を歌にし、そんな音楽を通して出会った仲間たちとなりたい自分と夢を追いかけ続け、全国のヘッズにまた新たな夢と希望を与えているわけです!

一言で言い表すなら、、
綴りきれない思いを綴る今日も
終わりの無いララバイデ眠る、、、

んーー
『幸あれっ』て感じです。

『花と雨』最高の映画でした。

アルバムやSEEDAを知っている人は賛否あろうと、絶対に楽しめる作品だと思います。

YoutubeにあげられたPVも是非チェックを!

ありがとうございました。

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